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拡大床 取り扱い説明書

拡大床 取り扱い説明書|堺市で矯正歯科を行う、しま歯ならび矯正歯科

拡大床の特徴

  • 弱い力でゆっくりと力を加え歯列の幅を広げることで、歯をならべるためのスペースを確保していく装置です。
  • 拡大床はワイヤーとレジン(プラスチック)、拡大ねじで構成されています。
  • 取り外し式の装置になります。
  • 基本的にご自宅で装置の装着を行っていただきますので、装置が目立つことはありません。
  • 装置は飲食時や歯磨き時には外していただきますので、いつも通り食事や歯磨きが可能です。
  • 装置を装着しないと、装置の効果が得られません。患者さんの協力が必要な装置になります。
  • 装置の作製には歯の型取りが必要になります。
  • 拡大するためにねじ回しが必要になります。1回拡大ねじを回すごとに0.2-0.25mm拡大されます。

使用方法

1. 毎日1日8時間以上、装置を装着してください

  • 装置は就寝時に必ず装着してください。就寝時以外にもお子さんがご自宅で装着できる時間があれば(テレビ見ている間、宿題をしている間、長期休暇中など)、装着していただけるとより装置の効果が発揮されます。
  • 飲食時や歯磨き時には装置を外して行うようお願いします。

2. 装置の装着と取り外し方法は当院にて練習させていただきます

  • 取り外し式の装置のため、ご自身で装置の着脱を行っていただきます。
  • 装着時はしっかり奥まではまるように指でしっかり押さえてください。装置の浮き上がりがないかどうか最終確認をお願いします。
  • 装置を噛んではめてしまうと装置が壊れてくる原因となります。
  • 装置を外す際は、八重歯(犬歯)あたりにあるワイヤー部分に指を引っかけるようにして外してください。
  • 実際の着脱方法に関しては当院にてしっかりご指導させていただきますのでご安心ください。

3. 週に1回、拡大ねじのねじ穴を回してください

  • 拡大ねじは、装置に埋め込んである矢印の方向へ回してください。ねじ穴を回す際は装置をお口の中から外した状態で行っていただきます。拡大ねじの回し方については、装置装着時に当院にて一緒に練習させていただきますのでご安心ください。
  • 専用のねじ回しをお渡ししますので紛失しないように装置と一緒にケースでの保管をお願いします。
  • 指定された回数以上は拡大ねじを回さないようにしてください。
  • 当院では装置ごとにカレンダーをご用意しております。装置を装着できた日や拡大ねじを回した日をチェックしていただき、次回ご来院時に確認させていただいております。

4. 装置装着前には歯磨きを行ってください

歯に汚れが付着したまま装置を装着しますと、虫歯になりやすくなったり歯茎が腫れやすくなったりします。装置装着前にも忘れずに歯磨きを行いましょう。

5. 装置の清掃も行ってください

  • 使用後は流水とやわらかい歯ブラシで清掃してください。ねじ穴部分も汚れが溜まりやすくなっていますので、清掃をお願いします。
  • 食器用洗剤を使用していただいても問題ありません。

※使用できないもの
歯磨き粉:装置に傷がついてしまい、汚れが付きやすくなる原因となります。
熱湯:装置が変形してしまう可能性があります。

使用上の注意点

  1. 装置を装着してから数日間は、飲み込みにくかったり話しづらかったりすることがあります。時間とともに改善してくることがほとんどですので、数日間は様子をみるようお願いします。
  2. 装置を拡大していくと、歯や歯茎などに違和感が生じる場合があります。こちらも数日程度で消失してくることが多いです。
    生え変わりが近い乳歯がぐらついたり、永久歯が生えてきたりした場合、装置に当たって痛みが生じる場合もあります。
    痛みが続く場合は装置の調整が必要な場合がありますので遠慮なくご連絡ください。
  3. 装置がきちんと装着されているか最終確認をお願いします。装置は定位置までしっかり入った状態でなければ十分な効果は発揮されません。
    装置の装着や取り外しに関しては、慣れてくるとお子さんにしていただく場合がありますが、きちんと装着されているかの最終確認はご家族に行っていただけるようお願いします。
  4. 装置を使用していくと、緩くなってきたり壊れたりすることがあります。装置は、使用していく間にどうしてもワイヤー部分の変形やレジン(プラスチック)部分の破損などをおこすことがあります。ワイヤーの調整や修理で対応させていただくか、装置の再製作が必要になる場合がありますので、まずは当院へご連絡をお願いします。
  5. 装置は専用のケースにて保管をお願いします。装置を外している間は、紛失防止のため必ず専用のケースにて保管してください。
    ティッシュにくるんだり、ポケットに入れたりすることで紛失や破損をしてしまう患者さんもいらっしゃいますので注意してください。
  6. 装着時間を守らなかった場合、装置の効果が十分得られません。取り外し式の装置のため、装置の装着には患者さんの協力が必要になります。装置を毎日しっかり使用して、矯正治療がスムーズに進むように頑張りましょう。
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